「生産技術 x IoT」による自働化・IT化で工場の生産性向上

稼働率と可動率

稼働率と可動率

トヨタ生産方式では一般的な稼働率(のぎへんのかどうりつ)ではなく、可動率(べきどうりつ)を指標とすることで、「造りすぎのムダ」を発生させずに「価値の流れ」にムダがないかを管理しています。

稼働率とは、生産実績に対する生産能力の割合であり、生産量によって変わります。つまり顧客要求数のみを生産する場合は、顧客要求によって100%以上にも以下にもなるので改善の指標にはなりません。無理に稼働率を増やそうとして顧客要求数以上を生産すると「造りすぎのムダ」が発生します。

稼働率の式(TPS)

可動率とは、その工程に仕事が来たときに、その工程がすぐに仕事にとりかかれる割合を表します。つまり、可動率が100%ではないときは、その工程の手前に「待ち行列」が発生します。(製造業の場合は工程間仕掛り品在庫が溜まります)また以下の式より、不良を造った場合も可動率は低下します。(不良のムダ)

可動率の式1(TPS)

または、

可動率の式2(TPS)

このように可動率という考え方を指標とすることで、ムダを定量的に把握し、改善点を洗い出せます。

以上より、「造りすぎのムダ」が発生するのは、心理的な理由や生産効率の算出法による原因があることがわかります。

「造りすぎのムダ」が発生する原因

  • 生産のしくみの悪さ(「大ロットと待ち行列」を前提とした生産設計)
  • 後工程の引きのバラツキに対応するため
  • 必要以上に多い作業者を働かせ続けるため
  • 誤った稼働率向上・見かけの能率向上のため
  • 機会故障・不良・欠勤等に対する安心賃
  • 生産を止めることが罪悪であるという考え方

この「造りすぎのムダ」をなくすことが改善の第一歩です。すなわち「生産のしくみ」を整備し、造りすぎができないようなルールと制約を設けることです。

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